死ぬも地獄、生きるも地獄…原爆の悲惨さを伝える漫画動画

2020.08.07

死ぬも地獄、生きるも地獄…原爆の悲惨さを伝える漫画動画

“人がバグってしまう瞬間”をコンセプトに、ちょっとダークな実話を漫画で毎日紹介している『ヒューマンバグ大学_闇の漫画』。最新動画は、広島で被爆した少年の実話を漫画化。被爆体験だけでも“地獄”ですが、彼の苦しみはそれだけでは終わりませんでした……。

 

目次

 

 

【実話】広島原爆...地獄の10分間。川が死体で埋まった。
https://www.youtube.com/watch?v=46SxAGsgfBU

 

太陽のような閃光と雷のような轟音が…


物語の主人公は佐竹信利。
広島で暮らす中学2年の少年です。
父親は招集されて戦地に赴き、
母と妹の3人暮らし。
戦火が激しくなり、勤労奉仕の日々でした。
昭和20年8月6日
信利はなんだか嫌な予感を抱えながら、
「お国のために」
と朝から壊れた家を片付ける仕事へと出かけました。


作業場へ到着すると、
空襲警報が鳴り響き、
空には敵機の姿が。
敵機が何かを落としたように見えた瞬間、
太陽が落ちてきたような閃光”と
耳元で雷が鳴ったかのような轟音”が
鳴り響いたそうです。
彼は本能的に耳と顔をかばいながら
地面に身を伏せますが、
吹き飛ばされて、
身体が引きちぎられるような感覚と共に
気を失ってしまいました。


しばらくして気づくと、あたりは暗闇。
「夜まで寝ていたのか」と驚きましたが、
空中の煙とほこりがあまりにも酷く、
日の光をさえぎっていたのでした。
背中に大やけどを負った信利少年は、
とんでもないことが起きたことはわかりますが、
何が起きたかわからぬまま
治療してもらうと病院へ向かいました。

 

 

街には死臭、川は死体で埋め尽くされて…


歩いているうちに黒煙とほこりが少しずつ晴れ、
周囲の様子が見渡せるようになりましたが、
あるはずの街並みは消え去っていました。
あたりは猛烈な死臭が立ち込め、
川は水を求めて入り込んだ人々の死体
埋め尽くされていたそうです。
まさに地獄と呼びたくなるような
光景を目の当たりにして、
「日常はすべて地獄の業火に焼き尽くされた」
と彼は愕然としてしまいます。


そんなとき、家族のことが脳裏に浮かびました。
母と妹は無事なのか……心配になった信利は、
自宅を目指しますが、大火で住宅街には近づけません。
気を取り直して、病院の仮設テントで
火傷の応急処置をしてもらいました。
そこでも、仮設のベッドの上で、
次々と被爆した人々が息絶えていったそうです。

 

 

家族と奇跡の再会も、本当の地獄はここから…


数日後、母の実家で信利は家族と再会を果たします。
「本当に良かった! こんな地獄の中、
 家族が生きていたなんて奇跡だ
と安堵する彼でしたが、しかし、
本当の地獄はこれからだったのでした。


やがて信利は再び家族と生活を始めますが、
背中のやけどで働くこともままならず、
家族を助けることができません。
終戦を迎えましたが、
母と妹の体調も悪化していきました。
原爆症と呼ばれる放射線障害を患った母は
髪の毛が抜け、身体には紫色の斑点が……。
病院でも大した治療ができず、
足に負ったケガからの出血も止まることなく、
やがて最期のときを迎えてしまいました。


妹の面倒は自分がみなくてはと誓う信利でしたが、
妹もみるみるうちにやせ細り、
血を吐きながら亡くなりました。
地獄の主は俺の家族も見逃してくれなかった…!
と彼は途方に暮れてしまいました。

 

母と妹の合同葬が終わった頃、
父が戦地から復員。
「みんな死んでしまった」と話すと、
お前が生き残ってくれただけで嬉しい
と父は声をかけてくれたそうです。


広島に原爆が落とされてから75年。
原爆の悲惨さを後世に語り継ぐことを
 使命として生きている
と信利語ります。


被爆し、自らも大けがを負いながらも、
九死に一生を得た信利。しかしながら、
“生きていることすら地獄”としか
思えないようなつらい出来事が次々と彼を襲いました。
ありきたりではありますが、
戦争が引き起こした悲惨さを
改めて痛感させられる動画ではないでしょうか。
あんな悲劇はもう起こしてはならない
という信利の言葉で、動画は締めくくられています。

 

 

ヒューマンバグ大学_闇の漫画

 

【実話】広島原爆…地表の温度3000度。10秒で都心が焼失。
https://www.youtube.com/watch?v=m1U-S-bc1gk

【実話】広島原爆…熱光線で体の中まで焼ける。死者14万人の地獄。
https://www.youtube.com/watch?v=ma9i_bFsqoM

上記2本の動画も併せて公開。こちらでも原爆の悲惨さを伝えています。

●ヒューマンバグ大学_闇の漫画
“人がバグってしまう瞬間”をコンセプトに、事件、事故など、追い詰められた人間が引き起こした実話を漫画動画で毎日アップ。人間のダークな側面を垣間見る。

チャンネル登録者数84.2万人(2020年8月7日現在)